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会話スクールでお金と時間をかけても残念な英語しか話せない?!
最近よくテレビで目にする某英会話スクールのコマーシャル。
英会話スクールの生徒が順番に将来の夢を英語で話す・・という構成なのですが、全く海外で通じる英語を教えてないなという印象でした。
まず表現が不自然。例えば、“I want to be a world-wide business person”とは「国際的な仕事をする人になりたい」という意味で使っているのかもしれませんが、“world-wide business person”とは「世界中に広がるビジネスパーソン」というニュアンスになってしまい何とも滑稽な表現です。自然な表現に修正するのであれば “I want to work in a global company” でしょうか。
次に発音。なぜおかしいのかは後ほど解説しますが、コマーシャルをエースのネイティヴ講師に見てもらったところ、何を言っているのか一回聞いただけでは理解できないとのことでした。
英語指導の成果としては非常に残念な結果をテレビで放映してしまう。これでは全く通用しない英語という自覚が指導する側にはないのでしょうか。
なぜ通じないのか?コマーシャルで使われている「将来何々になりたい」という文章を参考に見ていきましょう。
I want to be a flight attendant. キャビンアテンダンドになりたい。
個々の母音と子音(特に母音)の発音の間違いはもちろんですが、特に通じにくくしているのは間違ったイントネーションとアクセント(リズム)です。
1. イントネーション
イントネーションとは文中での声の高さの変化(抑揚)のことです。上記にあるように(例文の矢印参照)日本人の英語は抑揚がなく単調で、外国人には理解しづらい音です。通じやすい英語にするためには自然な抑揚をつける必要があります。
例えば、上記の “flight attendant” という単語。日本人英語では平担調ですが、ネイティヴ英語ではflightが高くattendantが低く発音されます。これは複合名詞によくある現象で最初の名詞が後に続く名詞を修飾している場合によくある抑揚のつけ方です。同じ抑揚のつけ方がある名詞にcar park, post office, English teacherなどがあります。名詞に限らずイントネーションのつけ方にはルールがあるのですが、英会話スクールでは教えてくれません。
2. アクセント(リズム)
典型的な日本人の発音では、文中の単語の強弱のつけ方に差がないので非常に単調なリズムで不自然な英語になっています(上記の記号参照、大きな●は強勢が置かれ小さい●は弱く発音されるところです)。
英語は強弱のつけ方に以下の原則的なルールがあります。
• 内容語は強勢を置く品詞
内容語=文の内容に関わる品詞
名詞、主動詞(be動詞を除く)、形容詞、たいていの副詞、指示詞、疑問詞、助動詞の否定
• 機能語は強勢を置かない品詞
機能語=文の構成に関わる品詞
代名詞、冠詞、前置詞(文末以外)、助動詞(動詞が続く場合)、たいていの接続詞、不定詞のto
上記のルールに基づいて英語のリズムは出来上がります。海外のイングリッシュスピーカーにとっては、このリズムが当然なので、ずれたリズムの日本人英語はとても理解しづらいのです。
また、典型的な日本人英語は、代名詞 “I” に強勢を置いてしまいますが、(代名詞を強調するべき文章以外では)「私が、私が!」という駄々をこねている子供のような印象になってしまいます。せっかく英会話に通ったのに、残念な印象を与える英語しか話せないなんてもったいないと思いませんか?
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発音の修得は、実は時間がかかります。英会話学校の短い時間設定の中で、発音を教えることは不可能ですし、教えるメソッドありません。
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