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[6] 助動詞 6. Would/Used toの用法

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[6] 助動詞 6. Would/Used toの用法

6.1  過去の不規則な習慣 「~していたものだ」
6.2  過去の拒絶・固執 volition would not「どうしても~しなかった」5-3の過去
6.3  仮定法
6.4  婉曲用法・丁寧のwould
6.4.1  「~してくださいますか」 直説法willより遠まわしで丁寧
6.4.2  would~《控えめな推定・意向などを表して》「(多分)…でしょう 」
6.4.3 would have p.p.  過去の推量 「~だったでしょうに」
6.4.4  say, think, like etc.の前に置いて口調を和らげたり、遠回しに言う
6.5  感情を表すwould
6.5.1 驚き・意外《米》[主にwh疑問文で]「~するとは」
6.5.2  現在の習慣やよく起こることについて、いらだちを表す
6.6    wouldの慣用表現
6.6.1  現在の願望would [《英》should ] like to  「~したいものだ」
6.6.2  過去の現実と違う願望would like to+完了形
6.6.3  Would you mind ( my ) ~ing?「~子弟だ抱けませんか(~してもかまいませんか)」
6.6.4   Would that…! = I wish… 「~であればなあ」 [仮定法] 古臭い表現
6.7    would rather  = would prefer
6.7.1 主語が同じ場合
6.7.2 主語が違う場合直説法

 

時制の一致でwillがwouldになる以外の方法

6.1  過去の不規則な習慣 「~していたものだ」

He would often come late to school.     彼は学校によく遅刻していたものだ。

 

used toとwouldの違い

used toは過去の規則的・継続的な習慣を表すが、wouldは過去の不規則に反復される習慣を表すことが多い。

I used to eat hamburgers while/when I was living in America.

アメリカに住んでいた頃ハンバーガーをよく食べていた。

He would often nap in the classroom. 

彼は教室でよくうたた寝をしていた。

 

used toは現在と対照された過去の状態・動作を表すが、wouldは動作のみを表し、過去のことを回想的に述べる。

She used to be a thin girl, but now she’s on the chubby side.

彼女はやせた娘だったが、いまは太りぎみだ。

She was a diligent girl. She would often prepare for classes.

彼女はまじめな少女でした。よく学校の予習をしていました。

 

この意味で使われるwould はoften, sometimes, always, for hoursなど、副詞を伴うことが多い。

We would often talk for hours. 私たちは何時間もよくはなしたものだった。

He would often come late to school.  彼はよく学校に遅刻してきたものだった。

6.2  過去の拒絶・固執 volition would not「どうしても~しなかった」5-3の過去 

He would not listen to others.             彼はどうしても、他人に耳を貸さなかった。

The lid would not come off.              ふたはどうしても開かなかった。

The car wouldn't start this morning.       その車は今朝どうしても動かなかった。

I asked him very politely, but he wouldn't tell me. 

私は彼にとても丁寧に聞いたのに、彼はどうしても私には答えてくれなかった。

6.3  仮定法

I wish, If onlyなど願望を表す従属節の中で「…してくれれば[…しさえすれば]いいのだが」

I wish you would help me.            あなたが手伝ってくれればよいのですが。

If only he would drive more slowly. 彼がもっとゆっくり運転してくれさえすればいいのだが。

I wish you would give up smoking.        禁煙してくれるとありがたいのだか。

If only Ann would not talk like that.      アンがあんな口をきかないでくれたらなぁ。

6.4  婉曲用法・丁寧のwould 

6.4.1  「~してくださいますか」 直説法willより遠まわしで丁寧

Would you call her back later?          後でもういちど彼女に電話をくださいませんか。

Would you mind telling me the way to the station?  駅へ行く道を教えていただけませんか。

Would you like tea, or would you prefer coffee? 紅茶とコーヒー、どちらにしますか?

Would you open the window? 窓を開けてくださいませんか?

 

このWould を使った問いに対する答え方は、Certainly I will.と答えるべきで、Certainly I would. だと相手に対する自分の好意的な意思を控えめに言うことになるので、おかしい。

 

Would you v.s. could you

どちらも依頼をする場合に用いられる。用法は同じだが、以下のように全く同じ文で使われる場合、”could you”のほうが”would you”より少し丁寧なニュアンスとなる。

Could you hold this for a moment? 

Would you hold this for a moment?

 

しかし、”please”や”be so kind”等、他のフレーズを追加することで、”would”を用いても充分丁寧な表現となる。下記では”please be so kind”の例が特に丁寧な表現。

Would you mind holding this for a moment, please?

Would you please be so kind as to hold this for a moment? [堅]

 

6.4.2  would~《控えめな推定・意向などを表して》「(多分)…でしょう 」

That would be nice. それでいいでしょう。

She left two hours ago. She would be at home now. (英 should)

彼女は2時間前に出たのだから、もう家にいるでしょう。

6.4.3 would have p.p.  過去の推量 「~だったでしょうに」

 “I met an American girl at the party.” “That would have been my friend Mary.”

パーティーでアメリカ人の少女に会った。――その少女は友人のメアリーさんだったでしょう。

Anyone would have thought that.   誰でも皆そう思ったでしょう。 

6.4.4  say, think, like etc.の前に置いて口調を和らげたり、遠回しに言う

「~したいと思う、~させてもらいたい」(say, think, like, prefer, suggest, think advise, imagine, recommend, etc.)

I would imagine actually it’s still cold because it’s still quite windy isn’t it?

実際まだ寒いのではないかと想像するよ。だってまだかなり風が強いんじゃない。

I would always recommend a slightly softer bed than a hard one.

私は硬いベッドよりわずかに柔らかいものをいつもお勧めします。

  I’d say get the bigger one.  大きい方を買った方が良いと思いますよ。

6.5  感情を表すwould

6.5.1 驚き・意外《米》[主にwh疑問文で]「~するとは」

Who would [should] take on that job for $100 a week? 

誰があの仕事を週100ドルで引き受けてくれるというのだ。

6.5.2  現在の習慣やよく起こることについて、いらだちを表す

「いつも[しょっちゅう]…するのだ から」

The bus would come late, just when I’m in a hurry.  

私が急いでいるときに限っていつもバスが遅れるんだから。

6.6    wouldの慣用表現

6.6.1  現在の願望would [《英》should ] like to  「~したいものだ」 

want to~よりも丁寧な言い方

I’d like to discuss the matter later.      後でその問題について議論したいのですが。

I would like you to come to my party.     私はあなたにパーティーに来てもらいたい。

 

6.6.2  過去の現実と違う願望would like to+完了形

「~したかったのですが(できませんでした)」

I’d like to have watched the movie. [英]その映画を見たかったのですが。

=I wish I could have watched the movie.

6.6.3  Would you mind ( my ) ~ing?「~子弟だ抱けませんか(~してもかまいませんか)」

Would you mind opening the door?       ドアを開けていただけませんか。

=Would you mind if you open the door?

Would you mind my opening the door?    ドアを開けてかまいませんか。

=Would you mind if I open the door?

6.6.4   Would that…! = I wish… 「~であればなあ」 [仮定法] 古臭い表現

Would that I could make money so easily!   そんなに楽にお金もうけができればなあ。

6.7    would rather  = would prefer  

6.7.1 主語が同じ場合

would rather ~than…「…するくらいなら~したい」

I’d rather stay home than go out with him.  彼と出かけるくらいなら家にいたほうがましだ。

I’d rather be a big fish in a small pond than a small fish in a big pond.

大きな池にいる小さな魚より、小さな池にいる大きな魚でいたい。

 

would rather (not)~ = would (not) like to ~ 「むしろ~したい」

否定は、would rather not

 “Would you rather buy this one?”  “Yes, I would.”  「これをお買いになりますか。」「ええ。」

 “How old are you, Jane?”  “I’d rather not say.”  

「ジェーンさん、何歳?」「どちらかというと言いたくないわね。」

I’d rather not see her again.

過去の現実と違う願望would rather have p.p. 「~したかった(のにできなかった)」

I’d rather have gone.  行きたかったのに。

6.7.2 主語が違う場合

I’d rather that 節を伴って(that節内は仮定法) 「むしろ~してもらいたい」

会話では、堅苦しい表現

I’d rather she came on Tuesday than Monday.  

        彼女には月曜日でなく火曜日に来てもらいたい。

I’d rather you didn’t call me by my first name.

        どちらかといえば、あなたに下の名前で私を呼んでもらいたくない。

I’d rather you hadn’t told him the truth. 君には彼に真実を話してもらいたくなかったのに。

I’d rather he didn’t.   彼にはしてもらいたくない。

 

 

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